この記事では、サイドFIREを目指し始めたときにまずすること
「目標設定」のステップをご紹介します。
こんな方におすすめです!
- サイドFIREを目指したいけど何から取り掛かればいいか分からない
- 目標の立て方が分からない
- 効果的な目標の立て方を知りたい
注意点として、私はサイドFIREを達成した身ではないです。
しかし、サイドFIREに限らず目標設定は重要です。
なぜなら、ゴールが分からなくなるから。
ゴールが分からないマラソンってつらいですよね。
毎日の練習で何キロ走ればいいのかも分かりません。
つまり、ゴールを決めないと、それを達成するための手段も決められないということです。

私も、サイドFIREを目指そうと思ったときに目標設定に悩みました。
でも、一つずつステップを踏めばそう難しい話ではないです。
サイドFIREを目指し始めた人向け!目標設定ステップ
「サイドFIREしたい!」と思ったら、まずは目標を決めましょう。
以下の4ステップを踏むと考えやすいです。


1. サイドFIRE後の理想の生活を考える
まずは、ゴールである「サイドFIRE後の理想の生活」を考えてみましょう。
サイドFIRE自体が目標ではありますが、サイドFIREをした後も生活は続きます。
- 生活費 → 毎月いくらで暮らしたいか?(地方・都市、持ち家・賃貸で異なる)
- 働き方 → どれくらい働きたいか?(週2~3日?好きな仕事だけ?)
をイメージしてみると分かりやすいです。
私の場合、
- 基礎生活費は今と同じぐらい(月30万円である程度のゆとり費含む)
- フリーランスとして在宅で仕事をする(副業を本業へシフトさせる)
この理想の生活を10年以内に達成したいと思っています。
ちなみに前提条件として、私は
- 田舎の持ち家
- 車あり
- (将来的に)子ども2人
という状況です。
2. 理想の生活をするために必要な資産額を計算する
次に、その理想の生活をするために必要な資産額を計算します。
必要な資産額はこちらの記事でも詳しく書いています。


サイドFIREに必要な資産額は、ざっくり「毎月の生活費×12ヶ月×25倍÷2」で出せます。
ただし、これはあくまで生活費の半分を資産運用、残り半分を副業収入で賄う場合の単純計算です。
条件も状況も人それぞれなので、以下の順番で決めるのがおすすめです。
- 現在の毎月の生活費を計算する
- その生活費のいくらを資産収入で賄い、いくらを副業収入で賄いたいかを考える
- 資産収入で賄いたい分×12ヶ月×25で資産うように必要な金額を計算する
①現在の毎月の生活費を計算する
現在の毎月の生活費を計算します。
家計簿をつけていない人はすこし大変かもしれませんが、ここが分からないと必要な資産額が出せません。
わが家の場合、月の生活費は約30万円です。
これは
・電気代や水道代などの固定費
・レジャー費などの娯楽費
を含んでいます。
②その生活費のいくらを資産収入で賄い、いくらを副業収入で賄いたいかを考える
①で出した生活費のいくらを資産収入で賄い、いくらを副業収入で賄いたいかを考えます。
よく言われるのは副業などのフリーランスの収入は青天井だということ。
会社員と違って、自分の頑張りや工夫次第で収入は増やせます。
反対に、安定性がないので目標を立てるときに見通しは立てづらいかもしれません。
私の場合、
- 生活費月30万円
→資産収入10万円+副業収入20万円
今の会社員としての月収が20万円なので、同じぐらいを安定して稼げるのが理想です
③資産収入で賄いたい分×12ヶ月×25で運用資産に必要な額を計算する
最後に、資産運用で収入を得るために必要な金額を計算します。
計算式は、
資産収入で賄いたい分×12ヶ月×25
です。
私は、生活費30万円のうち10万円は資産運用で賄いたいと思っています。
なので、
10万円×12ヶ月×25=3000万円
これが私の必要な資産額です。
3. 途中目標を決める
ここまできたら、途中目標を決めましょう。
ここまでで、
という具体的な目標ができてきました。
いやしかし、ですよ。
壮大すぎて、夢のまた夢のような話にも思えてきました。
そこで必要なのが途中目標です。
最終的な目標が10年後や20年後の話であれば、もっと近い1年後~5年後の目標も考えておきます。
そうすることで、現実的な話に近づけることもできますし、途中の振り返りもしやすくなります。
わたしの場合、以下のような途中目標を設定しました。
- 2025年12月までに副業で月5万円を稼ぐ(ブログ1万円、webライティング4万円)
- 2030年までに奨学金と車のローンを返済する(奨学金優先)
- 新NISAのつみたて投資額を月5万円に増やす
- 夫と今後のライフプランについて2025年中に話し合いをする
4. 目標を達成するためのアクションプランを考える
途中目標が決まったら実際にやるべきことを整理します。
わたしの場合のアクションプランです。
- 毎日最低1時間ブログを書く時間をとり、週1記事更新する
- SEOライティングを勉強し、文字単価2円以上の仕事に応募する
- 副業で稼いだお金は投資にまわす
- 副業で月5万円稼げるようになったら、本業を週休3日にして副業に充てる時間を増やす
- 年2回のボーナスを借金返済にあてる(最低20万円/回)
目標を決めるときのポイント
次に、目標を決めるときに意識したいポイントを紹介します。
今まで例として決めてきた私の目標も、このポイントを意識していました。
すこし意識するだけで達成確率が上がるかもしれません。
SMARTの法則を意識する
「SMARTの法則」とは、目標を決めるときに以下の5つの基準を満たすべきだとする考え方です。


1. S(Specific:具体的である)
→ 目標はできるだけ明確かつ具体的にします。誰が何をいつまでに達成するのかを明確にすることが重要です。
2. M(Measurable:測定可能である)
→ 進捗を数字で把握できるようにします。これにより、振り返りがしやすくなります。
3. A(Achievable:達成可能)
→ 現実的に達成できる目標を設定します。目標が大きすぎるとモチベーションの低下につながります。
4. R(Relevant:関連性がある)
→ 自分の価値観や目的に合った目標にします。その目標を達成することでどのような利益が得られるかを考慮することが大切です。
5. T(Time-bound:期限がある)
→ いつまでに達成するのか期限を決めます。
目標は何かに書き起こして定期的に見る
「目標は何かに書き出すといい」というのをどこかで聞いたことがありませんか?
これはただの心理的なおまじないではありません。
カリフォルニアのドミニカン大学の心理学者ゲイル・マシューズは、目標設定と達成率の関係を研究しました。
267人の参加者を対象に、
「目標を書かずに考えるだけの人」
「目標を書き出す人」
「目標と行動計画を立てて書き出す人」
「目標を書き出して他者に報告する人」
「書き出した目標とその後の進捗を他者に報告する人」
など、5つのグループに分類。
研究の結果、目標を書き出した参加者は、書き出さなかった参加者に比べて目標達成の成功率が高いことが示されました。
さらに、目標を他者と共有し、進捗を報告した人は、達成率がさらに向上することが示されたのです。
このように、目標を書き出すことの効果は研究によって示されています。
書くのが面倒くさいという人は、スマホのメモ機能でも十分です。
定期的に見返せるように目標を書いた紙を持ち歩いたり、スマホの画面に設定するとより効果が得られそうです。
目標は途中で変えてもいい!重く考えすぎずに決めよう
目標はあまり重く考えすぎずに決めましょう。
「達成できないかもしれない」
「決め方が分からない」
と足踏みしていると目標達成のための行動すら起こせなくなります。
目標を決めることも大事ですが、その後の行動と反省がもっと大事です。
実際に立てた目標が達成できなさそうであれば、
・目標に実現不可能な要素がなかったか
・手段に問題がないか
を振り返って、目標を変更する臨機応変さも大切です。
私が立てた目標も、これから進捗報告をしていくつもりなので見守っていてください!
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